受験資格と登録要件

ここまで、社労士試験合格後の就職先などについて見てきましたが、ひとつ注意すべき点があります。それは、社労士試験合格後すぐに社労士を名乗れるわけではないということです。なので社労士試験に合格したからといって、いきなり履歴書の資格欄に「社労士」と書いて就職・転職活動を行うことはできませんので、その点は注意するようにしてください。

では、どうすれば社労士を名乗れるようになるかというと、まずは全国社会保険労務士会連合会の名簿に登録される必要があります。その申請にあたっては、「登録要件」というものがあって、以下の要件のうちいずれかを満たしていなければなりません。
①労働社会保険諸法令に関する2年以上の実務経験があること。
②全国社会保険労務士会連合会が実施する指定講習会を受講すること。

全国社会保険労務士会連合会の名簿への登録が完了したら、次に事務所の所在地となる各都道府県の社会保険労務士会に入会しなければなりません。
ここまで済んで、晴れて社労士を名乗れるようになる、あるいは履歴書に堂々と「社労士」と書いて就職・転職活動を行えるようになります。

上で説明した通り、社労士になるためには決められた要件をクリアしなければならないわけですが、実は、社労士試験を受験するに際しても一定の要件が定められています。いわゆる「受験資格」と言われるものです。

社労士試験の受験資格はいくつかあるのですが、主だったものを挙げると「大学の一般教養科目修了者」「専門学校卒業者」「行政書士有資格者」「一定の実務経験者」などとなっていて、これらのうち、どれかひとつを満たす必要があります。

登録要件については、たとえ2年以上の実務経験がなかったとしても、指定講習会の受講によって代替することができますが、受験資格についてはそういうわけにはいきません。資格を満たしていないと受験することができませんので、事前に必ず確認するようにしてください。