試験科目と各法律の概略

社労士試験には受験資格があり、その受験資格を満たした者だけが、晴れて社労士試験に挑戦することができます。それでは、肝心の社労士試験とは一体どのような試験なのでしょうか?

社労士というのは、労働保険と社会保険の分野に精通した専門家です。そのため、社労士試験においても、労働保険と社会保険の2つの分野の知識が問われることになります。
具体的には、労働保険分野では「労働基準法」「労働安全衛生法」「労働者災害補償保険法」「雇用保険法」「労働保険徴収法」が、社会保険分野では「健康保険法」「厚生年金保険法」「国民年金法」がそれぞれ試験科目となっています。

参考までに、各法律の概略を簡単に紹介しておきたいと思います。
労働基準法は「労働者の憲法」とも言われていて、労働者を雇う者(使用者)が最低限守るべきルールが、この法律で規定されています。

労働安全衛生法は、労働基準法から分離独立する形で制定された法律で、その名前の通り、労働者の安全と衛生について規定した法律となっています。

労働者災害補償保険法は、いわゆる「労災」に関する法律で、業務災害ならびに通勤災害の保険給付について、事細かに定めています。

雇用保険法は、労働者が失業した場合の保険給付などについて定めた法律で、いわゆる「失業保険」も、この法律によって規定されています。

労働保険徴収法は、労働保険、すなわち労災保険と雇用保険の保険料の徴収方法について定めた法律です。

一方、社会保険分野の「健康保険法」「厚生年金保険法」「国民年金法」は、それぞれ皆さんが加入している、健康保険・厚生年金・国民年金について定めた法律となっています。

これらの法律に加えて、社労士試験では他にも「労務管理に関する一般常識」「社会保険に関する一般常識」が問われます。

試験科目の多さに、今から気が重くなっている受験生もいるかもしれませんが、社労士の実務において、ひとつとして無駄な試験科目はありませんので、頑張って攻略するようにしてください。