資格の活かし方(その他)

ここまで、社労士の就職先として「一般企業」と「社労士事務所」という2つの就職先について見てきましたが、もちろん、これだけにとどまりません。
そこで、このページでは少し視点を変えて、社労士資格が活かせるその他の就職先をいくつか紹介したいと思います。

社労士というのは、人事労務・社会保険分野の専門家であるわけですが、このうち、人事労務分野の知識が活かせる仕事として、労働基準監督官があります。
労働基準監督官というのは、労働基準監督署や都道府県労働局に勤務し、労働者のために、労働条件の改善や労働環境の確保に努める厚生労働省の専門職員のことです。

「臨検監督」「司法警察事務」「災害調査」などの強い権限が与えられており、非常にやりがいのある仕事であるとともに、厚生労働省の職員であるため、給与・福利厚生ともに安定しており、特に年収に関しては平均600万円以上とも言われています。

労働基準監督官になるためには、労働基準監督官試験に別途合格する必要があります。ただし、試験科目の中心は社労士試験の学習でも学んだ労働法や労働事情なので、社労士の有資格者は有利とも言われています。

一点だけ注意点を挙げるとすれば、労働基準監督官試験の受験資格には年齢制限があって、「21歳以上30歳未満の者」と定められています。なので、労働基準監督官を目指す人は、できるかぎり早い時期に進路を決める必要があります。

社労士のもうひとつの専門分野である、社会保険に関する知識が活かせる就職先には、日本年金機構などがあります。

年金業務の適正な運営と国民の信頼確保を図るため、社会保険庁解体後の2010年に発足した日本年金機構。今後、日本の年金制度のあり方が変わっていくなかで、日本年金機構が果たすべく役割にはたいへん大きなものがあります。

社労士というと、対企業の仕事が多くを占めるわけですが、日本年金機構に就職することができれば、国家レベルの大きな仕事に携わることも可能です。